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【実話】乏精子症の先輩の末路

[2022.03.27]

皆さん、こんにちは。バッファローEDクリニック院長です。

不妊の原因は必ずしも女性側にあるとは限りません。不妊の原因が男性側にある場合を「男性不妊」といいます。男性不妊の原因の1つに「乏精子症」があります。

「精子の数が少ない」

「精子の運動率が悪い」

そう告げられたら、ショックを受けてしまう男性は多いことでしょう。

今回はそんな男性不妊の原因の1つである「乏精子症」と診断された私の先輩の話をしたいと思います。

自分の精子を見る機会

私が医学部の学生であった時、産婦人科(不妊科)の実習で、「希望者は自分の精子を顕微鏡で見ることができる」という機会がありました。

「自分の精子が見れる」と聞けば、おそらく多くの男性が気になり見たいと思うはずです。

私自身もそんな興味から試しに顕微鏡をのぞいた1人でした。

ちなみに、精子の数が少なかったり運動率の悪い「乏精子症」の人であっても、精子は普通に白いのが出るものです

普段から白い精子が出ているので、まさか自分が乏精子症であるとは思わないですよね。

自分が乏精子症であると分かった男性は、みなまさに「青天の霹靂」という感じとなるわけです。

「普段から白い精子がでてるから大丈夫ってわけではない」

「自分が乏精子症か否かは、実際顕微鏡で見るしかない」


みな顕微鏡を覗く直前までかなり緊張してしまうのです。

大学のサッカー部では、そんな精子を確認する実習の結果を部内で報告し合うのが恒例行事となっていました。

そして、ある先輩がその報告会でカミングアウトをしたのです。


「俺の精子が・・・、少ない・・・」


その先輩が実習で自分の精子を顕微鏡で見たところ、精子の数が極めて少なく、乏精子症であったことがわかったのです。

先輩はその報告会こそ自虐で笑いを取っていたが、実際はかなりショックを受けていました。


それはそうですよね。

自分に通常の生殖能力が備わっていないと告げられたら、どんな男性でもショックを受けるはずです。

その後の先輩の選択と結末

その後、先輩はショックを引きずっていたように思えましたが、1週間が過ぎたころから徐々にいつもの表情へと戻っていきました。

それから半年が過ぎたある日、先輩の彼女が妊娠をしたという噂が広まりました。

そう、「どうせ俺の精子では妊娠しない」とやけになった先輩は避妊をやめ、その結果彼女が妊娠したのです。


「なぜ妊娠したのだろう?」


先輩と直接その件についての気持ちを聞くことはありませんでしたが、おそらくそんな戸惑いを感じたことでしょう。

 

乏精子症の先輩がなぜ子供をつくることができたのか?

精子の数が少なく、乏精子症だと思われていた先輩の彼女がなぜ妊娠をしたのか。

それは決して先輩の彼女が違う男性と関係性を持っているわけでなく、間違いなく先輩との子供を妊娠したのです。

その理由は、精子の状態は、その日の体調などに大きく依存することがあるから


つまり、先輩の精子が少なかったのは、たまたま体調(精子の調子)が良くない日だったからなのでした。


自然妊娠に適した1回の射精の精子数は、およそ1億匹だと言われています。

正常な生殖能力を持っている男性であれば、1回で数億匹の精子を射精します。


しかし、その日の体調や食生活の乱れなどでもその数は変動し、時にはかなり少なくなってしまうこともあるのです。

そして、少なかったとしても「妊娠しない」というわけでもないということです。

女性不妊は体調による変化は乏しい場合が多い

男性の場合、その日の体調などによって精子の数や運動率が変化することがありますが、女性の不妊に関しては日々の体調の変化はそれほど大きくありません。

現在は不妊治療の技術も向上しており、早めに不妊治療に取り組めば妊娠できる可能性を上げることができるでしょう。

夫婦一緒に不妊治療をするという選択肢もおすすめです。

乏精子症の定義

ここで医学的な乏精子症の定義を挙げておきましょう。

WHO(世界保健機関)では以下のような基準が定められています。

・精液量1.5ml以上

・精子濃度1500万/ml以上

・総精子数3900万以上

・総運動率40%以上

・前進運動率32%以上

・正常形態率4%以上

また、乏精子症の他にも精子の運動性が悪かったり、元気がないといった「無力精子症」や、まったく精子がいない「無精子症」という症状もあります。

 

もしTENGAメンズルーペで自分の精子を見て、万が一精子の数が少なくても落胆しすぎることはない。

自慰行為グッズのメーカーである「TENGA」では、自分の精子の数を確認できる「TENGA MEN'S LOUPE(メンズルーペ)」という検査キッドが販売されています。

自分の精子を顕微鏡で見る感覚をスマホで再現できるので、まさに私たちが学生の頃に感じたあのドキドキ感を誰でも味わえるわけです。


近年では、婚活前に自分の精子の状態をチェックする人も増えてきています。

また、結婚後しばらくしても妊娠しないケースでも、「もしかして自分の精子に問題があるのでは?」と不安になり検査する男性も多かったりします。

このメンズルーペは、手軽に自分の精子の状態をチェックできるので、そんな不安を解消する最初の一歩としてとてもおすすめです。

そして、もしもメンズルーペで自分の精子を見た時、数が少なかったとしても決して落胆しすぎてはいけません。


私が学生の頃のあの先輩のように、体調や日々の食生活の乱れなどによってたまたま精子の数が少なかっただけかもしれないのです。

メンズルーペの場合、1度だけ検査をするだけでなく、数日開けて何度も検査できる仕様になっています。(観察用シールは追加で購入することも可能)


もしも何度か観察をしてみて、それでも精子の数が少なかったり運動率が悪いようならば、ぜひ当院にご相談下さい。

 

精子を増やすには生活習慣の見直しが必須

乏精子症と診断された場合には、医学的な治療をしていくこととなりますが、それだけでは不十分となります。

食生活や生活習慣、運動習慣などの改善を並行して行うことで、精子を増やせる確率が上がっていきます。

また、アルコールを飲み過ぎないことや、禁煙をするといったことも非常に重要となります。

そして忘れてはいけないのが、「定期的に射精をする」ということです。

一定期間射精をしていないと、精液中の不良精子の割合が増えてしまうと考えられています。

毎日必ず1回葉射精しなければいけないということではありませんが、数週間1度も射精をしないということは避けた方が良いと言えるでしょう。

 

まとめ

今回はそんな男性不妊の原因の1つである「乏精子症」になったある先輩の話についてお話してきました。

実習で自分の精子を顕微鏡で見たことによって自分が乏精子症であるということが分かった先輩でしたが、その先輩はその後結婚して今も幸せな家庭を築き暮らしています。

自分の精子の状態を確かめる機会はなかなかあるものではないので、ぜひこの機会にTENGAのメンズルーペを利用してみてはいかがでしょうか?

そのちょっとした意識の違いによって、あなたの未来が変わるかもしれませんよ。

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